【MQL5】ENUM_POINTER_TYPEについて

MQL5リファレンス
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ENUM_POINTER_TYPEとは

ENUM_POINTER_TYPEは、MQL5プログラム内で使用されるポインタの種類を識別するための列挙型です。CheckPointer関数を使用して、オブジェクトポインタがどのタイプに属するかを判定し、適切なメモリ管理を行うために活用されます。これにより、プログラムが誤ったポインタを使用することを防ぎ、メモリリークや予期しないクラッシュを回避することができます。

POINTER_INVALID

POINTER_INVALIDは、無効なポインタを示す識別子です。このポインタが使用されると、プログラムの実行は直ちに終了するため、誤ったポインタ操作を防ぐために非常に重要です。CheckPointer関数を使用してポインタの有効性を確認し、この識別子が返された場合は、プログラムの実行を中断し、問題を修正する必要があります。

無効なポインタが発生する原因には、メモリの不正アクセスや削除済みのオブジェクトを再度参照しようとする操作が含まれます。

POINTER_DYNAMIC

POINTER_DYNAMICは、new演算子を使用して動的に生成されたオブジェクトのポインタを示します。このポインタが指すオブジェクトは、手動でメモリを解放する必要があり、delete演算子を使用して解放します。動的メモリ管理を行う際に、この識別子は重要な役割を果たします。動的に生成されたオブジェクトを解放しないと、メモリリークが発生する可能性があるため、適切に管理することが必要です。

POINTER_AUTOMATIC

POINTER_AUTOMATICは、new演算子を使わずにMQL5プログラム環境によって自動的に生成されたオブジェクトのポインタを示します。これらのオブジェクトはプログラムの実行が終了する際に自動的にメモリから解放されるため、手動でdeleteを行う必要はありません。自動生成されたオブジェクトは、プログラムが複雑なメモリ管理を行わずとも安全に使用できるため、効率的なリソース管理が可能です。

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