OnnxGetInputName関数の働き・役割
OnnxGetInputName関数は、ONNX(Open Neural Network Exchange)モデルにおける入力パラメータの名前を、指定されたインデックスに基づいて取得するための関数です。ONNXモデルの各入力は、特定の名前を持っており、この関数を使うことで、その入力の識別に必要な名前を取得することができます。名前は、モデルの入出力管理やログ出力などにおいて役立ちます。
OnnxGetInputName関数の引数について
OnnxGetInputName関数は、次の形式で定義されています。
string OnnxGetInputName(
long onnx_handle, // ONNXセッションハンドル
long index // パラメータインデックス
);
第1引数: onnx_handle
種類: long
説明: ONNXセッションオブジェクトを表すハンドルです。このハンドルはOnnxCreate関数やOnnxCreateFromBuffer関数で作成されます。ONNXモデルのセッションにアクセスして、指定されたインデックスに対応する入力の名前を取得します。
第2引数: index
種類: long
説明: 0から始まる入力パラメータのインデックスです。入力パラメータの順番に基づき、名前を取得したいインデックスを指定します。インデックスが範囲外の場合は、エラーが発生します。
OnnxGetInputName関数の戻り値について
OnnxGetInputName関数の戻り値は、指定されたインデックスに対応する入力パラメータの名前です。
- 成功した場合は、入力パラメータの名前(string型)が返されます。
- 失敗した場合は NULLが返されます。この場合、GetLastError関数を使用してエラーの詳細を確認することができます。
たとえば、無効なハンドルが渡されたり、インデックスが入力パラメータの数を超えている場合などに NULLが返されることがあります。