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改めて前回の内容をおさらいをしておくと、
- 関係演算子とは、2つの値を比較してその関係性を明示する記述である
ということをお伝えしました。
今回はAND条件、OR条件の記述方法 についてお話ししたいと思います。
AND条件とは?
AND条件とは
A と B という2つの要素があったとして
「A と B の要素両方を満たしている」条件
を指します。
AND条件のことを論理積とも言います。
AND条件を表すには &(アンパサンド)を2つ続けて書きます。
//「a==b」かつ「a+b==c」を満たしている。
a==b && a+b==c;
AND条件の記述内容を満たしていれば、戻り値としてtrue、満たしていなければfalseを返します。
※「戻り値って何だっけ?」という方は ↓
第25回の「関数について」の戻り値の項目をご覧ください。
あるいはこの先の講座記事にはなりますが、第42回「return演算子について」をご覧ください。
先に見ても特に差し支えありません。
※「true?,false?って何だっけ?」という方は↓
第14回「データ型その4 Bool(ブール)型」をご覧ください。
void OnStart()
{
int a=5;
int b=5;
int c=10;
//a==b」かつ「a+b==c」を満たしているかの結果を変数に代入
bool TorF= a==b && a+b==c;
//ログ出力→trueが出力される
Print(TorF);
}
上のサンプルコードにおける変数「TorF」の右辺は
a==b && a+b==cですが、
変数「a」と変数「b」は両方とも「5」につき条件は満たしていますね。
&&を挟んだもう一つの条件も
a+bは「10」で変数「c」の値「10」と同じにつき条件は満たしていますね。
2つの条件を両方とも満たしているので、変数「TorF」にはtrueが格納されます。
OR条件とは?
OR条件とは
A と B という2つの要素があったとして
「A と B の要素どちらかを満たしている」条件
を指します。
OR条件のことを論理和とも言います。
OR条件を表すには |(パイプ)を2つ続けて書きます。
//「a==b」または「a+b==c」を満たしている。
a==b || a+b==c;
OR条件もAND条件と同様に、記述内容を満たしていれば、戻り値としてtrue、満たしていなければfalseを返します。
void OnStart()
{
int a=3;
int b=8;
int c=10;
//「a<=b」または「a+b==c」を満たしているかの結果を変数に代入
bool TorF = a<=b || a+b==c;
//ログ出力→trueが出力される
Print(TorF);
}
さあ、いかかでしょうか?
上のサンプルコードにおける変数「TorF」の右辺は
a<=b && a+b==cですが、
変数「a」は3、変数「b」は8につき、変数「a」より変数「b」が大きいので条件は満たしていますね。
その一方で、|| を挟んだもう一つの条件式は
a+bは「3+8=11」で変数「c」の値「10」と同じではないので、条件は満たしていないですね。
2つの条件のうち、1つを満たしているので、変数「TorF」にはtrueが格納されます。
まとめ
今回はAND条件、OR条件の記述方法 について解説しました。
今回の記事では以下のことを学びました
- 「指定したの条件の、全てを満たしている」条件をAND条件(論理積)という。
- AND条件を表すには &(アンパサンド)を2つ続けて書く。
- 「指定したの条件の、最低1つを満たしている」条件をOR条件(論理和)という。
- OR条件を表すには |(パイプ)を2つ続けて書く。
今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました<m(__)m>
【超入門】MQL5 EA講座 第32回「関係演算子(Relation Operations)」←
→【超入門】MQL5 EA講座 第34回「if文について」【EAの作り方】
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