【MQL5】StringSplit関数について

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StringSplit関数の働き・役割

StringSplit関数は、指定した文字列を区切り文字に基づいて分割し、結果を配列として返すために使用されます。StringSplit関数を使うことで、文字列を特定の区切り文字で分割して個々の要素に分解することができます。

StringSplit関数の引数について

StringSplit関数は以下の引数を取ります。

int StringSplit(const string text, const string delimiter, string &result[]);

第1引数は、分割対象の文字列です。種類はstringです。
第2引数は、文字列を分割するための区切り文字です。種類はstringです。
第3引数は、分割された文字列を格納するための配列です。種類はstring型の配列です。StringSplit関数呼び出し後、この配列には分割された文字列要素が格納されます。

StringSplit関数の戻り値について

StringSplit関数は、分割された要素の数を返します。分割が成功した場合は分割された要素の数を、失敗した場合は0を返します。失敗する場合は、例えば区切り文字が見つからなかった場合などです。

StringSplit関数を使う際の注意点

区切り文字が見つからない場合、戻り値は0になります。
分割結果を格納するための配列は、事前に宣言しておく必要があります。
分割後の要素数を把握するために、戻り値を使用することが推奨されます。

StringSplit関数を使ったサンプルコード

以下は、StringSplit関数を使用して特定の文字列を分割するサンプルコードです。

void OnStart()
  {
   // 操作対象の文字列を定義します
   string text = "apple,banana,cherry";
   
   // 区切り文字を定義します
   string delimiter = ",";
   
   // 分割結果を格納するための配列を宣言します
   string result[];
   
   // 文字列を分割します
   int count = StringSplit(text, delimiter, result);
   
   // 結果をエキスパートログに出力します
   Print("分割された要素の数: ", count);
   for(int i = 0; i < count; i++)
     {
      Print("要素 ", i, ": ", result[i]);
     }
  }

サンプルコードに使われた関数や文法要素の簡単な解説

OnStart関数は、スクリプトの実行が開始されたときに自動的に呼び出される関数です。

Print関数は、指定したメッセージをエキスパートログに出力するための関数です。デバッグ情報や結果を確認するために使用します。

StringSplit関数は、指定した文字列を区切り文字に基づいて分割し、結果を配列として返す関数です。

このサンプルコードでは、文字列「apple,banana,cherry」をカンマで分割する操作を行っています。StringSplit関数の実行結果はエキスパートログに出力され、分割された要素数と各要素が表示されます。

StringSplit関数を活用することで、文字列を効率的に分割し、個々の要素に分解することができます。これにより、文字列データの処理や操作がより柔軟になります。

<参照>

StringAdd関数/StringBufferLen関数/StringCompare関数/StringLen関数/StringConcatenate関数/StringFill関数/StringInit関数/StringFind関数/StringGetCharacter関数/StringSetLength関数/StringReserve関数/StringReplace関数/StringSetCharacter関数/StringSubstr関数/StringToLower関数/StringToUpper関数/StringTrimLeft関数/StringTrimRight関数

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