【超入門】MQL5 EA講座 第14回「データ型その4 Bool(ブール)型」

MQL5でEA作ろう講座

前回文字列型データ型について解説しました。

改めて前回の内容のおさらいをしておくと、

  • 文字列データをダブルクォーテーションで挟むことをせずに代入しようとした場合、コンパイルエラーが発生する。

ということをお伝えしました。

整数型についてはコチラ

実数型についてはコチラ

カラー型についてはコチラ

今回は引き続き、データ型のうちのbool型について解説します。

データ型データ型っていい加減うるさいよ!( `ー´)ノ」

と思ってきた方もいるかもしれませんが、もう少しで終わるので、頑張ってついてきてください <m(__)m>

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bool型とは?

bool型というのは、

正しい(true) か 正しくない(false)か というデータを格納する変数を用意する時に用いるデータ型です。(真偽型という表現をされることもあります)

・・・何を言っているのか、まったくぴんと来ないですね(‘ω’)

とりあえず使い方をみていきましょう。

bool型の使い方

bool型変数を用意する時は、

bool

という単語を使います。

bool 変数名;

boolを書いた後、半角スペース一個分以上スペースをあけて、変数名を入力し、最後にセミコロンをつけます。

例によって、文法的な使い方はこれまでに説明してきたデータ型と同じです。

※最後にセミコロンをつける理由はコチラ

使い方はわかったけど、問題はこれをどう使うかですよね。

「正しい(true) か 正しくない(false)か というデータを格納する」ってどういうことでしょうか?

実際にコードを書いて、見ていきましょう。

bool型の変数を使ったコード例

↓のようなコードを書いてみました。

//varBoolという名前のブール型変数を用意する
bool varBool;

//varBoolに「true(=正しい)」という結果を代入する
varBool=true;
//もしvarBoolにtrueが入っていたら、チャートにコメント表示する
if(varBool==true)Comment("varBoolにはtrueが格納されています");

if(varBool==true)というのは、「もしvarBoolにtrueが入っていたら」という意味です。

if文については、講座記事第34回にて、詳細を説明しますが、if→「もしも~」という英単語の意味通り、「もし()内の条件になっていたら、この処理をしてね」

ということをコンピュータに伝える記述です。

コンパイルしたファイルをチャートに挿入すると・・・

チャート左上にコメント表示されていますね。

Comment関数についてはコチラ

これをちょっと変えて↓

//varBoolという名前のブール型変数を用意する
bool varBool;

//varBoolに「true(=正しい)」という結果を代入する
varBool=true;
//もしvarBoolにfalseが入っていたら、チャートにコメント表示する
if(varBool==false)Comment("varBoolにはtrueが格納されています");

//varBoolには「true(=正しい)」が入っているのでコメント表示されない

if文の内容を

「varBoolにfalseが入っていたら、チャートにコメント表示する」

と条件をtrue→falseに変えてみました。

変数varBoolには代入によって、trueが入っているので、条件に合致しません。

よって、ファイルをチャートに挿入しても↓

コメント表示されていないですね。

これがbool型の使い方における基本となります。

bool型については、この後補足記事を続いて書きます。

本当はそれも併せて読んでいただきたいのですが、プログラミング初心者の方は、逆に混乱してしまうかもしれません。今回の記事を押さえておけば一応EA作りには問題ないので、

もし「ここまでの段階でおなか一杯((+_+))」という人は、飛ばして第15回に進んでください。

まとめ

今回は、bool型について解説しました。

今回の記事では以下のことを学びました↓

  • bool型は正しい(true) か 正しくない(false)か というデータを格納する変数を用意する時に用いるデータ型である

最後までお読みいただきありがとうございました。<m(__)m>

【超入門】MQL5 EA講座 第13回「データ型その3 文字列型」←

【超入門】MQL5 EA講座 第14.5回「Bool(ブール)型について補足」(余裕があれば)

   →【超入門】MQL5 EA講座 第15回「データ型その5 Color型」【EAの作り方】

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