はじめに:FX取引とは何か?
当サイトはMQL5という、FXトレードをシステム化する為に特化した、システムトレード専門のプログラミング言語についての情報を主にお届けしています。
が!ひょっとしたら、「そもそもFXって何?」という方もいらっしゃるかもしれません。
この記事ではそんな方の為に、FXとは?という事について改めて解説していきます。
FX取引の基本的な概念
FXとは、一国の通貨を別の国の通貨と交換する行為です。
FXは(Foreign Exchange)を略した言葉であり、日本語にすると「外国為替証拠金取引」という言葉になります。
例えば我々は普段日本に住んでいて、「日本円」という通貨を用いて買い物をしていますが、アメリカに旅行に行って、現地で買い物をする為には「アメリカドル」が必要になります。
そこで「日本円」を売って「アメリカドル」を買い、アメリカドルを手に入れるという行為が発生します。これが為替取引の基本です。
外国為替取引市場は、世界で最も流動性が高く、最も活発に取引される市場の一つであり、1日あたりの取引量は数兆ドルにも上ります。
外国為替取引市場という国際的な取引の場において、投資家は日々為替レートの変動を予測し、利益を得るために通貨を売買します。
FX取引においては、この後解説する、レバレッジという仕組みを用いることで少ない資本で大きな取引ができるという特徴がありますが、それには高いリスクも伴います。
FX取引の仕組みをしっかりと理解して、許容できるリスクや損失範囲を十分に自覚し、実際の資金で運用を始める前にデモ口座を使ってまずはその仕組みの一つ一つを覚えていきましょう。
※多くのFX取引業者はデモ口座を使える環境を用意しているので、その環境を利用するのがおススメです。
また、常に損切りルールを設定し、損失を自分自身が許容できる範囲に限定する事も求められます。
感情面で冷静さを保つことで、適切な判断力も維持できます。大切な資金を守りつつ、FX市場の可能性を探求して頂ければと思います。
※FX取引におけるその他の注意点については、各セクションで言及していきたいと思います。
為替の基本とFX取引の仕組み、その具体例
まずは、FX取引についての基本的なところから理解していきましょう。
例として、アメリカへの旅行を計画していて、そのために円をドルに交換する必要があるとします。
出発前に、日本円で「1ドル=100円」で1,000ドルを購入すると、100,000円が必要になります。
アメリカ旅行から帰国後、もし為替レートが「1ドル=105円」に変動していたとしましょう。
旅行で使わずに残った1,000ドルを再び円に交換すると、105,000円を手にすることができます。
つまり、最初に100,000円で交換したドルを円に戻した結果、5円のレート変動で5,000円の利益(5円×1,000ドル)が生まれるわけです。これが外国為替による利益が生まれる事の基本となります。
このように、FX取引では通貨の価値が変動することによって利益を得るチャンスがあります。
ただし、逆にレートが不利に動けば損失を被るリスクもあるのです。例えば、もしレートが「1ドル=95円」に下がっていた場合、1,000ドルを円に戻すと95,000円しか得られず、5,000円の損失を出すことになります。
FX取引はこのように、レートの変動を予測して通貨を売買することで利益を目指します。
ただし、市場は予測不可能な要素も多く含んでおり、リスク管理が非常に重要です。
FX市場の規模とその魅力
FX市場の巨大な規模は、24時間体制で世界中のどこからでもアクセスできることが一因です。アジア、ヨーロッパ、北米の主要都市で市場が開いているため、日本時間の夜間でも欧米の市場で取引を行うことが可能です。
FX市場は、その広大な規模とともに、その流動性の高さで知られています。
これは、世界中の多数の参加者が24時間体制で取引を行っていることによるものです。主要な金融センターがアジア、ヨーロッパ、北米に点在しているため、日本時間で夜間にあたる時間帯でも、他の地域の市場が活動しており、取引が可能になっています。
さらに、この市場はインターバンク市場としても機能しています。
インターバンク市場とは
インターバンク市場とは、銀行間で行われる外国為替取引のことを指し、世界中の大手銀行が直接取引を行うことで、市場にはさらなる深みと流動性がもたらされています。
このシステムにより、個々のトレーダーも銀行が提供する価格で取引することができるので、小規模な投資家から大手金融機関まで幅広い参加者が市場の恩恵を享受できます。
また、高い流動性により、大量の取引を短時間で実行でき、狭いスプレッドでコストを抑えることができます。これらのFX取引の特性は、小規模投資家から大手金融機関まで、幅広い参加者に魅力的な投資機会を提供します。
※スプレッドとは、金融市場において、異なる商品や金融商品の価格の差を表す用語でFXにおいては、通貨ペアの買値(Ask)と売値(Bid)の差のことを表します。
端的に言えば、手数料です。
スプレッドが狭い場合は、取引手数料が低くなる一方で、スプレッドが広い場合は、取引手数料が高くなることを意味しています。ブローカーを選択する判断の基準としてはスプレッドは当然着目するべきポイントになります。
FX取引の基礎知識
為替レートの読み方
為替レートとは、2つの異なる国の通貨を交換する際の比率を指します。
FX市場では、為替レートは通常、ペアで表示され、一方の通貨で他方の通貨がいくら購入できるかを示します。
例えば、EUR/USDが1.2000の場合、1ユーロが1.2米ドルに相当することを意味します。
USD/JPYレートが110.00であれば、これは1米ドルを110円で交換できることを示しています。
FX取引では、投資家はこれらのレートが将来上がる(または下がる)と予想して、通貨を買ったり売ったりします。
たとえば、USD/JPYが110.00の時に米ドルを購入し、その後為替レートが112.00に上がったときに売ると、投資家は1米ドルあたり2円の利益を得ることになります。
逆に、レートが下がれば、それに応じて損失を被ります。
これらの取引は、通常は非常に大きな金額で行われますが、レバレッジを使用することで小額の資本から始めることもできます。レバレッジを活用することで、手持ちの資金以上の大きな取引を行うことが可能となり、それによって利益も損失も増幅されるリスクとリターンが生まれます。
※レバレッジについては後程解説します。
主要通貨ペアとその特徴
FX市場で取引される通貨ペアは多数ありますが、主要通貨ペアとしては、EUR/USD(ユーロ/米ドル)、USD/JPY(米ドル/日本円)、GBP/USD(英ポンド/米ドル)、USD/CHF(米ドル/スイスフラン)などが挙げられます。
これらの通貨ペアは高い流動性を持ち、狭いスプレッドで取引されることが多いです。それぞれの通貨ペアには特有の特徴があり、例えばUSD/JPYはアジア市場の動向に敏感であるなど、取引戦略を立てる上でこれらの特徴を理解することが重要です。
レバレッジとは何か?そのメリットとリスク
レバレッジとは、少ない資本で大きな取引を可能にする手法で、FX取引における最大の特徴でもあります。
そもそもレバレッジという用語は、元々「てこの原理」という物理学の概念に由来しています。
物理学においては、小さな力で大きな重量を持ち上げるための道具、つまり「てこ」を使う原理を指します。
例えば、100倍のレバレッジを使用すると、$1,000(1000ドル)の証拠金で$100,000(10万ドル)相当の通貨を取引することができる事を意味します。
レバレッジを利用することで、投資効率を高めることができますが、一方でリスクも増大します。市場が予想と反対に動いた場合、損失も拡大するため、リスク管理が非常に重要となります。レバレッジを利用する際は、慎重にリスクを評価し、自分の取引スタイルとリスク許容度に合ったレベルを選択することが必要です。
現在の日本の金融法制におけるレバレッジについて
現在の日本の金融法制における外国為替証拠金取引(FX取引)の最大レバレッジは25倍です。
これは、金融商品取引法に基づいて設定されており、投資家が大きなリスクを負うことなく取引できるようにするための措置の一環です。
例えば10万円の資金を持っている場合、25倍のレバレッジを使用すると、その10万円で最大で250万円分の取引が可能になります。しかし、レバレッジを使用すると損失も拡大するため、リスク管理には十分注意が必要です。
※【日本国内のレバレッジ規制の変遷について】
日本におけるFX取引のレバレッジ規制は、過去に大きな変化を経験しています。
もともと日本では特に厳格なレバレッジ制限が設けられていなかったため、100倍を超えるレバレッジが許されていることも珍しくありませんでした。
しかし、過度なレバレッジによる投資家のリスクが社会問題化すると、金融当局は規制を強化し始めました。
2008年の世界的な金融危機の後、日本では2010年に金融商品取引法が改正され、FX取引のレバレッジ上限が50倍に制限されました。さらに2011年には、投資家保護を理由に、この上限が25倍に引き下げられました。この規制は日本居住者が国内の金融機関でFX取引を行う場合に適用されます。
一方、海外のレバレッジ事情は国によって大きく異なります。例えば、ヨーロッパでは金融機関が小売顧客に提供できるレバレッジの上限を30倍に制限するEU規制が導入されています。
しかし、一部の国では、特に規制が緩い地域では、500倍以上のレバレッジが許可されている場合もあります。これにより、より高いリスクと高いリターンを求める投資家は、国外のブローカーを利用することが一般的になっています。
それぞれの国の規制は、その国の金融市場の安定性や投資家保護の観点から定められており、投資家は自己のリスク許容度と投資目的に応じて、適切なブローカーを選択する必要があります。
FXの証拠金について
FX(外国為替証拠金取引)では、「証拠金」という少ない資金で大きな取引が可能になるシステムを利用します。証拠金取引は先述した「レバレッジ」の仕組みに基づいており、少ない資金で大きな取引額を動かすことができます。
証拠金計算の具体例
例えば、FX取引において、ドル円のレバレッジが25倍、1ドル100円のレートで10,000ドル分の取引を行いたいとします。このとき必要な証拠金は以下の通りです。
取引量(円) = 取引するドルの量 × ドル円のレート 取引量(円)
= 10,000ドル × 100円 = 1,000,000円
↓
証拠金= 1,000,000円 / 25倍 = 40,000円
この計算により、10,000ドル分の取引をするために必要な証拠金は40,000円となります。
つまり、40,000円の証拠金で1,000,000円分の取引が可能になるわけです。
証拠金維持率について
FX取引における「証拠金維持率」とは、口座に残っている証拠金の額が、必要証拠金に対してどれだけの割合を占めているかを示す指標です。
この比率により、投資家が現在保有しているポジションを維持できるかどうかが決まります。
証拠金維持率の計算式
証拠金維持率(%) = (口座の有効証拠金 / 必要証拠金) × 100
という謎の言葉が出てきてしまいましたね・・・。それぞれの言葉についてまずは解説していきます。
有効証拠金とは?
「口座の有効証拠金」とは、現時点で口座にある証拠金の合計額です。
有効証拠金には、初めに証拠金として預け入れた金額(元本)だけでなく、現在の市場価値に基づいた未決済の取引から生じる未実現の利益(含み益)や損失(含み損)も含まれます。
「現時点で口座にある証拠金の合計額」なので、この後説明する必要証拠金も含んだ額となります。
未決済の取引から生じる未実現の利益(含み益)や損失(含み損)の影響を受ける為、有効証拠金は随時変化していきます。
たとえば、ある通貨ペアを買ったものの、その価値が下がってしまった場合、それは含み損として口座の有効証拠金から差し引かれます。逆に価値が上がっている場合には、含み益として加算されます。
有効証拠金は取引可能な資金として利用でき、新たなポジションを開くためや、既存のポジションのマージンコールに対応するために使われます。※マージンコールについてはこの後解説します。
必要証拠金とは
「必要証拠金」とは、FX取引において、市場で投資している「全ての通貨ペア」に対して、その取引を続けるために必要とされる最小限の金額のことを指します。
FXで複数の通貨ペアを同時に取引している場合、それぞれのポジションが市場の変動により損をしないように保証するための「保証金」のようなものです。
たとえば、アメリカドル/日本円とユーロ/日本円を同時に取引しているとします。
これらの取引が利益をもたらすためには、通貨の価値が予想した方向に動く必要がありますが、逆に動いてしまった場合、損失が出ます。
市場が予想と異なる動きをした時に、これらのポジションを強制的に閉じられないようにするため、FX取引を続けるにはある一定額のお金を口座に残しておく必要があります。
このお金が「必要証拠金」です。取引会社によってこの「必要証拠金」は異なり、また市場の変動や取引する通貨ペアによっても変わってきます。
この必要証拠金額を下回ると、取引会社から「マージンコール」という警告を受けることがあり、最悪の場合、保有ポジションが自動的に閉じられてしまうこともあります。
※マージンコールについてはこの後もう少し詳しく説明します。
証拠金維持率の具体例
有効証拠金、必要証拠金についての説明が終わったところで、証拠金維持率について話を戻します。
例として、100,000円の証拠金でFX取引を行っているとしましょう。レバレッジが25倍で、ドル円を1ドル100円で1,000ドル分買ったとします。このとき、必要証拠金は以下の通りです。
必要証拠金 = 取引量 / レバレッジ = (1,000ドル × 100円) / 25倍 = 4,000円
口座の有効証拠金が100,000円の場合、証拠金維持率は以下のように計算できます。
証拠金維持率 = (100,000円 / 4,000円) × 100 = 2500%
この証拠金維持率は非常に高く、ポジションを十分に維持できることを示しています。
証拠金維持率の注意点
もし市場が逆行し、含み損が発生した場合、有効証拠金は減少し、証拠金維持率も低下します。証拠金維持率がある水準(通常は証券会社によって設定されるマージンコールレベル)を下回ると、追加の証拠金の入金を求められたり、最悪の場合ポジションが強制的に解消されるリスクがあります(ロスカット)。ですから、証拠金維持率は常に監視し、リスク管理を徹底する必要があるのです。
追加証拠金(マージンコール)とは?
追加証拠金(マージンコール)は、FX取引において、投資家が証拠金維持率を維持するために必要となる追加の資金のことを言います。
これは、市場の動きが予想と反対に進んだ際に、投資家が保有しているポジションを維持するために証拠金口座に追加で入金する必要がある状況を指します。
具体的には、FX取引ではレバレッジを効かせることで少ない資金で大きな取引が可能ですが、市場が予想と逆方向に動くと損失が発生します。ある一定の損失を超えると、ブローカーから追加証拠金の要求がくるのです。これを「マージンコール」と呼びます。
追加証拠金を用意できない場合、既に開いている取引ポジションは強制的に閉じられることがあります。
これを「強制決済」と言い、投資家が被る損失は最初に投じた証拠金以上になる可能性があります。
したがって、レバレッジを高く設定しすぎた場合、市場の小さな変動でも大きな損失につながる危険性があるため、リスク管理が非常に重要になります。
特にFX初心者の方は、レバレッジの効果とリスクを十分に理解し、自己資金に見合った取引量を心がけること、また、マージンコールが来る前に自主的にポジションを調整するなどの対策を取ることが推奨されます。
スワップポイントとは?
FX取引において「スワップポイント」とは、異なる通貨間での金利差によって生じる利益またはコストのことを指します。これは、異なる通貨を持つ国間での金利差に基づいて計算され、夜間に保持している通貨ペアのポジションに対して、日々加算または減算されます。
簡単に言うと、高金利の通貨を低金利の通貨で買う(または売る)と、金利の差額分がスワップポイントとして受け取れる可能性があります。逆に、低金利の通貨を高金利の通貨で買う場合は、その差額を支払う必要が出てきます。
スワップポイントは、長期間にわたってポジションを保有する戦略を採用するトレーダーにとって、収益性の一部となり得る要素です。
※スワップポイントについての詳細は↓の記事をご参照ください
FXってそもそもどうやって始めるの?FX口座の開設について
これまでFXの基本概念や、仕組みについて説明してきましたが、そもそもFXはどうやって始めればよいのでしょうか?
FX取引を始めるためには、専用の取引口座が必要です。この口座はFXブローカーと呼ばれる金融機関にて開設することができます。日本には多くのFXブローカーがあり、それぞれのウェブサイトからオンラインで簡単に口座開設の申し込みをすることが可能です。
口座を開設する際には、ウェブサイト上で必要な個人情報を入力し、身分を証明するための書類を提出することが求められます。これはオンラインで完結することが多く、スキャンした身分証明書をアップロードするだけで良い場合がほとんどです。
※手続きはブローカーによって異なるため、各社の指示に従ってください。
手続き完了後は、ブローカーから口座の詳細が送られてきます。その情報を使って、ブローカーが提供する取引プラットフォームにログインし、そこで取引を行います。
なお、ブローカー選びは非常に重要で、取引条件やサポート体制、プラットフォームの使いやすさなど、比較検討するべき点が多々あります。安全性と信頼性を確認し、自分に合ったブローカーを選ぶことを心がけましょう。
FXブローカーの選び方
FX取引を始めるにあたり、適切なFXブローカーの選択は極めて重要です。
FXブローカーとそのFXブローカーが用意する取引プラットフォームは、取引注文の実行、市場分析、取引戦略の適用、そして経済ニュースの取得など、取引活動の中心となります。
FXブローカーの選択時には以下のポイントを考慮してください:
- ユーザーインターフェース:FXブローカーが用意している取引プラットフォームが直感的で、使いやすいインターフェースを持つプラットフォームを選ぶことが肝心です。快適な取引環境は、ストレスを減らし、より良い取引判断を下す手助けとなります。
- コストと手数料:FXはスプレッドの広さ、取引ごとの手数料、その他隠れたコストが取引成績に大きく影響を与えることがあるため、なるべくこれらコスト面で顧客に優しいFXブローカーが望ましいです。(もっとも、手数料を含めたコストが低く抑えられている裏には、それなりの事情を孕んでいる可能性もある為、コストと手数料の安さが「何かを犠牲にしている結果ではないか?」という視点をもってFXブローカーを見定める事が重要です)
- カスタマーサポート:特にFX取引が初めての人にとっては、信頼できるカスタマーサポートは非常に重要です。FXブローカーを選ぶ際は、カスタマーサポートの品質とアクセシビリティ(どのくらい気軽に、問い合わせられるか)をチェックしてください。
- 入出金の手段と速度:資金の入出金手段が多様であり、かつ迅速に処理されるかというのもポイントです。業者によっては出金に手数料がかかる場合や、入金や出勤の反映処理に時間がかかる場合があるので注意が必要です。
- 教育資料とリソース: FXにおける市場分析や取引戦略に役立つ教育資料やツールを提供しているかどうかも、重要な判断基準となります。特にFX初心者の方にとって、学習リソースが充実していることは知識を深めるのに大いに役立ちます。
※当サイトは冒頭にも書いた通り、MQL5というシステムトレード向けのプログラミング言語に関する情報発信サイトにつき、MQL5のプログラムを動かせるプラットフォームであるメタトレーダ5(MT5)を取引プラットフォームとして用意しているFXブローカーとして推奨しているのですが↓
これはあくまでMQL5でシステムトレードをする人向けのおススメです。
これからFXの事を勉強し、始めていこうという方はこのセクションで書いたようなポイントに着目しながら、最適のFXブローカーを見つけて頂ければと思います。
※MQL5のシステムトレードに興味のある方は、当サイトのメインコンテンツであるMQL5でEAを作ろう講座の講座記事第0回からお読みいただくのをおススメします。
プログラミングの経験がない方でも、第0回から順に読んで勉強していけば誰でもEA(自動売買プログラム)を作れるように書いています。
読み終わる頃には、ただEA(自動売買プログラム)を作れるようになるだけではなく、
プログラミング言語全体について、網羅的に力が身についているのではないかと思います。
デモ口座の利用とその重要性
デモ口座は、実際のお金をリスクにさらすことなく、FX取引を練習できるシミュレーション環境を提供します。これにより、以下の利点があります:
- 市場理解:デモ口座を使用することで、FX市場の動きや、取引注文の種類などの基本的な概念を実践的に学ぶことができます。
- 取引戦略のテスト:デモ口座を使って、新しい取引戦略やアイディアを実際の市場データに適用し、リスクを伴わずにその効果をテストすることが可能です。
<参照>
- プラットフォームの慣れ:デモ口座を通じて、選んだ取引プラットフォームの機能やツールに慣れることができます。
デモ口座は、FX取引を始める上での重要なステップであり、実際の資金を投じる前に自信を持って取引ができるようになるための最良の方法の一つです。
ただその一方で、デモ取引ではリアルマネー取引の心理的な圧力は再現されないため、デモ取引でFXについての仕組みや流れなどの概ねを把握できる状態になれば、最終的に少額から始める実践的な取引に徐々に移行することをお勧めします。
FXについて:まとめ
本記事では、FX取引の概念から市場の規模、基礎知識、さらにはレバレッジや証拠金といった重要なテーマについて触れてきました。為替レートの読み方や主要通貨ペアの理解、そしてそれらに関わる計算式まで、FX取引を始める前に知っておくべき情報を提供しました。
まだFXの経験がない方には、初めて聞く言葉が飛び交って戸惑われた部分もあったかもしれませんが、一度に全てを理解する必要は全くありません。実際にFXに触れていく中で、自然と身についてくものですので、安心して頂ければと思います。
その一方で、FX取引を行う上では、様々な情報を正確に理解し、適切な判断が求められます。スワップポイントの概念を含め、今回紹介した情報が取引の際の判断材料となり、皆さんの取引戦略策定に役立つことを願っています。
最後に、FX取引にはリスクが伴います。したがって、取引を行う際には、自己の責任において行動し、自己の資金管理には十分注意してください。
また、本記事の内容は基本的な情報提供を目的としており、具体的な取引の推奨や投資アドバイスではありません。さらに学び、知識を深めることで、より理解を深めていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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