ENUM_DATATYPE列挙とは
ENUM_DATATYPE列挙は、IndicatorCreate関数を使用して指標ハンドルを作成する際に使用されるデータ型を指定するための識別子です。MqlParam構造体のtypeフィールドに格納されるこれらの識別子は、各要素がどのデータ型に対応しているかを示します。以下では、各識別子名と対応するデータ型について説明します。
TYPE_BOOL
データ型: bool
TYPE_BOOLは、ブール値を表すデータ型です。trueまたはfalseの二値のみを取ります。
TYPE_CHAR
データ型: char
TYPE_CHARは、1バイトの文字を表すデータ型です。通常はASCII文字を表現します。
TYPE_UCHAR
データ型: uchar
TYPE_UCHARは、符号なし1バイトの文字を表すデータ型です。0から255の範囲の値を取ります。
TYPE_SHORT
データ型: short
TYPE_SHORTは、2バイトの整数を表すデータ型です。-32768から32767の範囲の値を取ります。
TYPE_USHORT
データ型: ushort
TYPE_USHORTは、符号なし2バイトの整数を表すデータ型です。0から65535の範囲の値を取ります。
TYPE_COLOR
データ型: color
TYPE_COLORは、カラー値を表すデータ型です。通常はRGB値で構成されます。
TYPE_INT
データ型: int
TYPE_INTは、4バイトの整数を表すデータ型です。-2147483648から2147483647の範囲の値を取ります。
TYPE_UINT
データ型: uint
TYPE_UINTは、符号なし4バイトの整数を表すデータ型です。0から4294967295の範囲の値を取ります。
TYPE_DATETIME
データ型: datetime
TYPE_DATETIMEは、日付と時刻を表すデータ型です。1970年1月1日からの経過秒数で表現されます。
TYPE_LONG
データ型: long
TYPE_LONGは、8バイトの整数を表すデータ型です。非常に大きな整数値を扱うことができます。
TYPE_ULONG
データ型: ulong
TYPE_ULONGは、符号なし8バイトの整数を表すデータ型です。非常に大きな正の整数値を扱うことができます。
TYPE_FLOAT
データ型: float
TYPE_FLOATは、4バイトの浮動小数点数を表すデータ型です。小数点以下の値を含む数値を扱います。
TYPE_DOUBLE
データ型: double
TYPE_DOUBLEは、8バイトの浮動小数点数を表すデータ型です。より高精度の小数点以下の値を含む数値を扱います。
TYPE_STRING
データ型: string
TYPE_STRINGは、文字列を表すデータ型です。テキストデータを扱う際に使用します。
まとめ
ENUM_DATATYPE列挙は、IndicatorCreate関数で指標ハンドルを作成する際のデータ型指定に不可欠です。MqlParam構造体内のtypeフィールドに対応するこれらの識別子は、データ型の厳密な順序と型を保持する必要があります。これにより、テクニカル指標の入力パラメータを正確に記述できます。
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